日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
resource
2014年01月16日 (木) | 編集 |
(このカテゴリは、マミが、ファミリーエデュケーターの勉強中に、カナダの先生方に教わったりプレゼントされたりした言葉を集めています)


resource(リソース)

 これは直訳すると「資源」なのだけれど、家族支援やコミュニティディベロップメントにおいては、その日本語とはちょっと違うニュアンスで、もっと広い意味で頻用されています。

 私はとりあえず、「もっているもの」と訳しているのだけれど。

 家族支援は自分たちのリソースを自覚して、それを最大限生かすことで、最大限のアウトプットを目指します。家族のリソース、地域のリソース、支援者のリソース、それが大事。
 外から何かを連れてくることは、それらのリソースを吟味して最大限に活用して、それでもなお必要な場合だけ。

 このやり方はリソースベースドといって、家族支援の基本。
 だけど、
 実際には、こんな風に言葉で説明するより、もったやわらかくてあったかいかんじの展開だと思うんだよなあ。 
 少し前の英国映画「フルモンティ」や、スエーデン映画「歓びを歌に乗せて」、あるいは大島弓子の短編漫画「あしたのともだち」あたりを見たら、きっとその空気感が伝わるような気がする。

 自分たちの持っているもので、自分たちの地域を良くしていく。地域の誰かを支援する。
 そんな感じ。


 さて。

 家族支援学としては、このリソースベースドの支援を、どう産み出していくかということを考えるのだけれど。
 

 私が好きなのは、アセットマッピング。

 これは、自分たちのリソースを整理する手法。地域の住宅地図みたいなものに、そこにあるリソース(アセット)を書き込んでいく(マッピング)。
 すると、公民館や学校などの公的施設とその活用法の可能性から、町にあるサービスや個々の住人の特技まで、自分たちのコミュニティが何を持っているかが、視覚的分布的に明確になる。

 明確になれば、それらのコミュニティのリソースを生かした資源が考えられるというわけ。

 当たり前だと思っている、とるに足らないものでも、リソースだったりするから要注意。
 発想の転換で、貧しいと思っていたリソースが宝の山に見えてくることもあります。

 北海道のある集落では、学校と児童館と子どもたちの家とを結ぶ道々に、誰が住んでいてどんなふうに頼ることができるかを描いた地図を、児童館に張り出していました。

 
 ここんちはいつもばあちゃんがいるとか、この店は何時までやってるとか。
 そういうのは、どのコミュニティにもある普通のことだけれど、情報化して子どもたちにそれを知らせることによって、子どもたちはいつも安心安全に登下校したり遊びに行ったりできるというわけ。

 これも立派なアセットマッピング。

ちなみにこれは、アセットマッピングもカナダの家族支援も知らないけど、子どもたちの安全を守りたいと考えた一人の支援者が考え付いて、手作りで作った地図なのでした。


 繰り返しになるけれど、どの国でも、だれでも、支援に真剣に取り組めば、同じようなアイデアに至るんですね…。


 
 
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