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日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
私見・学校
2014年01月15日 (水) | 編集 |
 とっても個人的な私見として聞いてください。

 私は、学校は、シンプルに「勉強を教えるところ」になればいいと思っている。
 今の日本の学校は、いろんなものを引き受けすぎているなあ、と思う。

  学芸会や運動会や遠足…。
 そういうものは、学校生活の大切な思い出になるから、あっていいと思うけど、その他にも、学校はとにかく、たくさんの役割を担いすぎている。
 
 子どもの、勉強はもちろん、身体づくり、健康管理、人間関係力、躾…。
 子育ての主役は家庭であるはずなのに、学校が子どもの教育のすべてを担い、家庭が学校の下請け機関のような印象さえある。 

 「勉強より大事な…」と、大人たちが言う部分の教育が、いつのまにか学校の役目になっている。

 けど、
 それって、親のものなんじゃないのかなあ、と思う。

 子どもは親が育てて、勉強の部分だけ、学校に委託する。
 それが正しい姿なのではないかと思うのです。

 全人的な教育を任されるほど、学校に聖人君子がそろっているわけではない。
 親も教師も、良いところと悪いところを併せ持つ普通の人間。

 のはずなのに、教師はものすごく子どもによい影響を与える人格者であることを、過度に期待されている気がするのです。

 もちろん、たとえ学校の機能が勉強に特化されたとしても、教師と児童の人間的な触れ合いは、避けがたいもの。

 でもそこに、なにがしかの教育力をあらかじめ要求するのは違うんじゃないかなあと思うんです。
 偶然なにかが生まれれば、それは思いがけない実りであって、あらかじめ期待するものではない。

 そのくらいの感覚で、学校が存在すれば、親と教師が今よりもっとシンプルでいい関係になれるんじゃないかと思うのだけれど…。



 …って、親として、自分の子どもの教育をちゃんとできてないお前が言うなー(セルフつっこみ。私のような、ちゃんと子どもを教育できない親がいるから、学校はきっと、子どもの教育すべてを担おうという方向にシフトしたのでありましょう)。

 
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