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日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
通知表なんていらない!
2018年12月23日 (日) | 編集 |
ゾゾタウンの社長のインタビュー記事を読んだら、
あの会社には社員の「評価」がないという。

閃いた!

小学校の通知表っていらないんじゃね?

ある教師も言っていた。

「評価という仕事さえなければ、最高の仕事」

ほんとそう。

小学校は文書では表せない
日々の営みの中の
えもいわれぬ学びが溢れているところ

その豊かさに比べれば
通知表という紙が表現できることは僅か

それに毎学期末
多くの時間を割かれている。

公文書じゃないのに。

だいたい、自分の子の(学校的学習の)出来なんて
日々の学校生活の様子でおおよそわかるし

しかも
小学校時代の学習結果がその後も学歴にリンクするとは限らない

我が家を振り返っても

小二の時硬筆書写で学校代表になった長女は進学校に行ったが、最後の最後で大学進学せず。

校長室に呼ばれがちだった悪ガキの長男はスポーツ推薦で大学付属高に進学し、高校で死に物狂いの勉強をして有名大への内部進学を勝ち取った。

小学校時代を遊び倒して
「よい」がたった3つで全学年120人の下から3番目という通知表だった二男は中1の前半半年で小学校6年間算数をマスターし(本人談)、中堅高校から現役で中堅大学に合格した。

前にも書いたが、この成績最悪の末っ子は
小学校時代、
毎日は楽しすぎて1日が終わるのがつらくて、
同時に
明日はどんな面白いことが待っているのだろうと寝るのが楽しみ
という6年間を過ごしていたそうだ。


というわけで

「小学校の通知表っていらないんじゃないですか?」

と我が師匠、松崎運之助先生に尋ねたところ
先生がおっしゃった。

「いらないよ! 義務教育なんだから。小学校だけじゃなく、中学も高校もいらないでしょ。上位の学校が進学希望者の成績が必要な時だけ、学校に請求すればいい話」

おお。さすがスケールデカい。
重ねておっしゃるには、

「あとね、卒業証書もいらないの! あんな紙切れ一つでどんだけの人が苦しんできたか! 行っていなくてもらっていなくてつらい思いをしたり、不登校でさ、行ってないいのに形式卒業でもらってつらい思いしたりする人がいっぱいいるんだから。卒業したかどうかも、必要な時に証明書を出せばいいじゃない!」

そ、そこまでは思いつかなかった。
さすが師匠。

職場でちょっと周りに
「通知表いらないんじゃない?」
と口を滑らせた時は
「まあね、でもやっぱりいるでしょ」
というお返事ばかりだったけど
(私の考えは業界の常識からぶっ飛んでいることが多いので自分の意見を言わないよう努力しているけどうっかり口を滑らせた)
師匠は、私の発想を遥かに超えていた。

卒業証書に価値を置くから、不幸が生まれると考えたら、

卒業証書をもらってきた日に、筒を使ったスポスポ遊び(フタ部分を動かしてスポスポ音をさせる)をするために、卒業証明を床に放り投げて顧みなかった長男の所業は正しかったのか?!

私個人は
ノスタルジーとして
卒業証書、可愛いんだけどな。

夜間中学の卒業生にとっては
むしろ
なによりも貴重なのでは?


いろいろ考えて長くなってしまった。











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