日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
泡沫の日々を愛そうと思う
2016年04月24日 (日) | 編集 |
今までの人生を振り返って、
三十代の人達が活躍しているのを見て、
「なんで三十代のとき、もっと頑張らなかったんだろう。もう時間なくなっちゃったじゃん、私」
って、ここんとこずっと思ってたんだけど、

小さい頃、
学校から帰ってきても、
仕事をしている作家の母に話しかけちゃいけない
っていう暮らし方をしていて、

自分が母になったら、
それを繰り返さないで、子育てをどっぷりやるんだ
って決意して実践してたこと、思い出して納得した。

泡沫みたいに消えてしまう日々を、
私は大量に過ごしてきたんだから、
三十代でひとかどのことを残せなくても仕方なかったのだ。

結局、「母」をやるだけでは飽き足らず、
周りの人達に助けられながら、
家族支援学を学んでファミリーライフエデュケーターの資格を取得できたんだから、それだけで良しとしよう。

それ以外は、

おそろしい数のリンゴを剥いたり、
来る日も来る日もお芋を揚げたり、
幼子の手を引いて出かけたり、
そんなことばかりしてきた。

パンを焼いて、
ジャムを作って、
セーターを編んで、
味噌を仕込んで、
手作りの暮らしにも、時間がかかった。

それらは、何か実績が残るもんじゃない。
日々の当たり前の暮らし。
泡沫のように消えてしまう、だけど大切だった日々。

私はサボっていたわけじゃなかったんだ。
かけがえのない時間を過ごしていたんだ。




……こうして自分の人生に納得していくのが、
歳を取るっていうことなのかもね。
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