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日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
子育て支援員
2014年08月24日 (日) | 編集 |
 子育て支援員

 という新しい制度が始まる。

 メディア等の説明で、

「保育士不足を解消するために、研修を受けるだけで保育に従事できる子育て支援員を創設する。」
 
 と聞いて。

 もう十年以上前に、ある方の示唆をえて以来ずっと、

「保育と子育て支援は違う」

 と伝え続けてきたけど。

 やっぱり混同されているんだな…。
 報道の通りなら、なんて保育補助員とか保育支援員って名前にしなかったんだろう、と思い。

 厚生労働省のサイトで詳細を見てみたら、「子育て支援員」のなかには、子育て支援的な活動をする人たちや、そういう人向けの専門研修もあるらしい、というのがわかった。
  
 だから「子育て支援員」なのか。

 でも、メディアを通じて流される情報は、、

「保育士不足を解消するために、研修を受けるだけで保育に従事できるのが、子育て支援員」

 になってる。

 一般的な日本人の感覚はメディアの情報=正確な情報だから、
 この現象は「保育」=「子育て支援」という認識を強化するぞ…。

 なんでこういうことになっちゃったんだろう。

 この制度を作っている人たちが、その辺(「保育」と「子育て支援」)の認識がないはずはなく、
 この形に落ち着いたのには、多分、いろいろなご事情があることとは思いますが…。
 そして教育業界に旅していた私が、
 出来上がった制度に対して、今更ここで文句を言っても仕方のないことなんですが…。

 「保育支援員」と「子育て支援員」は明確に分けてほしかったなあ…。

 「子育て支援員」の報道を、なにも知らずに見た人は、絶対「保育」=「子育て支援」と刷り込まれるぞ。
 そうなると、今後、「保育」と「子育て支援」のいっしょくた現象は、ますます進むんだろうなあ。

 と思うとちょっと悲しい。

 「保育」は確かに、「子育て支援」の一手法だけれども、「保育」だけでは、「子育て支援」という大きな枠を包括しきれない。
 逆に、「子育て支援」ではない「保育」もあるのかな?
 
 まあいいや。

 誰が何と言おうと、

 「保育」と「子育て支援」は 全然専門性が違う

 と、私はしぶとく想い続けるぞ…。

 想い続けるのは、
 保育者も、支援者も、当事者(親)も、みんな幸せでいてほしいからだよ!


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