日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
いじめるのはいじめられているからです
2014年05月10日 (土) | 編集 |
 
「子どもはどうして学校でいじめをすると思いますか?」

 ある講演会で、講師が言いました。

「親にいじめられているからですよ。子どもは、家で親にやられたことを、学校で友達にしているんです」



 ショック!
でも、確かに思い当たる節はあります。

「お母さんの言うとおりにしなさい!」
「もう、あんたなんか知らない!」
「サッサとして!なにやってるの!」

 などなど、言われてみたら、私は普段から、友人などには決して言わない強い口調で、子どもをビシバシ怒鳴りつけています……。

 私のような怒号巻き散らかしタイプでなくても、子どもほったらかしのネグレクト(育児放棄)や「あなたのため」と子どもの人生を管理徹底するのも、やっぱりいじめなのかも。

 私だって怒鳴ったそばから反省はしていますよー.なにしろプロですから、どういうふうに育てれば子どもが善く育つのかなら、ぜーんぶ頭に入っています。

「失敗をとがめないで、子どものありのままを認めると、自己肯定感を育める」とか「待つのが大事」とか……。もうてんこ盛りで知ってる!

 だけど、わかっちゃいるけどできないんです!
 だって、うちの子どもたちときたら、片付けたそばから散らかすし、すぐに遊びを優先するし、朝はなかなか起きないし、頼んだことをすぐ忘れるし……。そしてそれ以前に、私が賢母とは程遠いキャラですしね…。

 だけど、「理想」の子育てを啓蒙する人たちって、リアルに家事と子育てを、たった一人でこなしたことってあるのだろうか。

 現実は、たいてい理想どおりになんかいきません。

 だから、私は言いたいのです。

「親が、子どもをいじめるとしたら、
 それは、
 理想という幻想に、
 それを啓蒙する世間からの暗黙のプレッシャーに、
 親が、いじめられているからです」

 私が仕事をする原動力は、この状態をどうにかしたいという抑えがたい衝動です。
 どうしてもお節介が止まらない。
 なんとか、お母さんたちが自分で自分を縛ってしまった、見えない縄をほどきたい。
 病気、障害を持つ子を含む子育ての重荷と歓びを、
 地域みんなで分け合うことが、どうすれば可能なのかを知りたい。

 そう思って仕事に夢中になればなるほど、
 自分の家庭のことはお留守になっていく…。ハハハ(-_-;)

(2007年 北海道東神楽町 広報誌 に掲載)(一部加筆修正)
 
 
 
 


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