日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
ハハは見栄っ張り?
2014年04月27日 (日) | 編集 |
 6、7月は何度も東神楽町にお招きいただき、たくさんの素敵な「お母さん」達に出逢うことが出来ました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

 今回の講座はいずれも「トークショップ」。

ひとりひとり顔が違うように、親も子もひとりひとり違う。だから、一方通行の講演会スタイルでは、その個々に応じた支援を届けるのが難しい。

 その点、子育てについて、みんなでワイワイおしゃべりしながら学ぶこの講座では、双方向のコミュニケーションによってオーダーメードの支援を目指すことが出来ます。参加してくださった皆さんが、「ラクになった」「ホッとした」と言って帰ってくださることを目指して、頑張ったつもりですが、いかがだったでしょうか。

 ところで、東神楽に限らず、いろんな町で「お母さん」達と講座をしていて、いつも感じることがあります。

 それは、
「みんな、ずいぶん高度なことを子どもに求めているんだなあ」
ということです。

まだ、生まれてたった数年しかたっていないのに、完璧な子どもでないと、心配でしょうがないみたい。だけど、たった数年で完成した人間であれ、なんてそんなの無茶に決まっています。

それに、そんな小さいうちから人間が完成してしまっては、つまらないじゃありませんか。

にもかかわらず、お母さんたちは完璧な子育てを目指してしまう。

それはきっと、お母さんを不安にさせる情報が世の中には溢れているからなのでしょう。

子育て支援といいながら、支援ではなく「こうしなくてはダメ」「こうしたほうがいい」「こういう子が望ましい」という暗黙の強制が、お母さんたちを縛っているのではないかなあ。

そしてその子育ての完成形、理想形はいつでもどこでも、決まって

『明るくて活発で、友達に優しくて、勉強もスポーツも得意な子』。

「どうぞご安心を。そんな完璧な子どもなんていません!」

 と、言いたいところですが、ごくたまーに、そんな理想どおりの子どもがいるから驚きです。

 しかし残念ながら、自分の子がそうである可能性は、非常に少ない……(笑)。

 なのに、これがなかなか諦めきれないんだよねえ。かくいう私だって『勉強なんて出来なくていい』って頭でわかっているのに、「お嬢さん勉強できるのねえ」なーんて言われたくて、見栄はりたくて、中1の長女を塾に行かせようかな、なんて思っている今日この頃なのですから。

 そうか、みんな私と同じ、「完璧な子ども」の母になりたい見栄っ張りなのかも。
 
(2006年 北海道東神楽町 広報誌 に掲載)
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