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日々の呟きから子育てコラムまで。イラストレーターとファミリ―ライフエデュケータ-のコンビ「さえる」のブログです。家族支援学についても書いてます。
なまぬるいのがマジョリティ
2013年08月31日 (土) | 編集 |
豊田正義さんという優れた書き手の手による、美輪明宏さんの評伝を読みました。


美輪明宏

こと 丸山臣吾さん。


なんて壮絶な経験
なんて卓越した才能
なんて激しい行動力

これこそ表現者
ひとのために芸術を作るのにふさわしいひと

わたしみたいな、生ぬるい人生をのんきに暮らしている者が、
同じ表現者のはしくれに名乗りを上げていいのかしら、

と、「さえる」を始めたばかりなのに、
怖気づいてしまった。


でも、
もうむかしのわたしじゃない。

すこし考えて
すぐ立ち直ったよ。

こんなすごいひとなんて、
星の数ほといる人々の中の、ほんの少しの稀有な例。

世の中のマジョリティは、わたしのように生ぬるい人生を送るひとたち。

わたしは、
天上の美輪さんが降りてこない場所にいる。

生ぬるい人生を送りながら、
中途半端な情熱を持て余す、
えもいわれぬマジョリティの一員という個性がある。


壮絶な経験と
卓越した才能と
激しい行動力のかわりに、

ささやかに生きる生活の中で
紡ぎだす言葉がある。



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人生は流転する
2013年08月30日 (金) | 編集 |
毎日毎日チビの世話ばかりしていると、
本当に、この小さな子がいつか小学生になるなんて、
ましてや、あのでっかい中学生になるなんて、

とても信じられない。

オムツをかえてご飯を食べさせて公園に連れて行って
お風呂に入れて寝かせてまた起きて……

という暮らしが、
永遠に続くような気がする。

だけど、本当にそのときはやってきて、
たどたどしい歩みも、舌足らずなしゃべり方も、
いつかなつかしい思い出になる。

いちど専業主婦になったとしても、
ちがう職業についたとしても、

21世紀の女の人生は、
まだまだ思いがけなく展開するはず。

20世紀にも、こんな女性がおりました。

アメリカの人気画家、グランマ・モーゼス。

彼女は、75歳のときに絵を始め、
101歳までに1600点あまりの作品を残し、アメリカ中に愛され、
晩年には「グランマ・モーゼスの日」という祝日まで制定されたのです!

人生は長い。そして、絶えず流転する。

果てしなく続くような気がする、
子どもの世話に追われる毎日の後には、
それぞれ一人ひとりに、必ず、ちがう地平が続いている。

さあ、これからがたのしみだ。

リリコとの出会い By マミ
2013年08月25日 (日) | 編集 |
(それはまだ私がライターだった頃…)

ある日、編集部に行くと、
担当さんが一冊のスケッチブックを見せてくれた。

「この絵、使ってみる?」

そこに描かれていたのは、

まさに
私がこんな絵が描ければいいのにとイメージしていて
でも、自分では描いても描いても描くことができない、
理想の絵。

すぐに連絡を取ると、

スケッチブックの主は、
じゃあ、新宿の「カフェ ラ ミル」で待ってます、と言う。

急いでそこに向かうと、

待っていたのは、小さなポニーテールの少女。
メークもしてなくて。
フランスのタイヤメーカ-・ミシュランのキャラクターの古ぼけたトレーナーを着ていて。

現れた私も、男の子みたいなショートカットで。
メークもやっぱりしてなくて。
ラルフローレンだかどっかの古ぼけたポロシャツを着ていて。

たぶん、ふたりとも、きっと、すっごく、ほっとした。

私は一目で彼女が大好きになった。

それが初めての出会い。

それから3年くらい、
私たちは、私がライターを辞めてお嫁に行くまで、
ふたりでいろんな記事を作り続けた。





image-1.png
その時着てたのは多分これ。(25年もの・・)
フランスの子ども用トレーナーです。(リリコ)



image.png







あいしあってるかい?
2013年08月25日 (日) | 編集 |
そういえば、あの頃、

高校生だった私は、
ふわふわのピンクハウスの服を着て、

日比谷の野外音楽堂で、

「あいしあってるかい?」
とステージから問いかける異形のヴォーカリストに、

「いえーい」
と、せいいっぱい応えていたっけ。

大人になって気がついた。

もしかして、あれは、
恋人同士に向けた単純な言葉じゃなくて、
もっと深い意味のメッセージだったんじゃない?

「あいしあってるかい」あいしあおうよ。

みんなあいしあったら、せかいはへいわでひとはしあわせになる。

キャーステキ。

それとも、

あの、その、直接的な意味?
毎晩どこかのベットでくりひろげられている、あの……。

そういえば、

ヴォーカリストは、

毎回、ステージで、お約束のように
仰向けに寝転んだサックス奏者の股の間に身体を入れ、
押しつけるように動かしながら、
「ほらごらん」と言わんばかりにこちらを向き、
拳をつきあげていたっけ。

観客の嬌声。

でも、それがなにを意味するのか、どうしてみんながキャーキャー言うのか、
私にはぜんっぜんわからなかった。

なんてウブな17歳❤





ヴォーカリストは死んでしまった。


私はいろんなことを知ってしまった。

今でも、
彼の名曲を聴き続けている。

都会の夜を、その曲を聴きながらひとり車を走らせていると、
年齢とか、時代とか、現実とか、ぜんぶどこかに飛び散って

私が、私に戻れる気がするんだ。




スローバラード。

(みかんはねこのなまえ。)







さえるをはじめたら、80年代の思い出がよみがえってきたよ!



プロフィール マミ
2013年08月24日 (土) | 編集 |
マミ 
さえるマミ_convert_20130905101435
ライター
ファミリーライフエデュケーター
小学校教員

ティーン雑誌「Candy」男の子雑誌「Checkmate」(講談社)
などでライターのお仕事。(1987年〜)


1989年に起きた女子高生コンクリート殺人事件に衝撃を受け、
当時は仕事として成立してなかった家族支援者を目指す。



2000年、とうとう、家族支援の仕事がカナダやアメリカにあるの見つけて、北米の家族支援職資格をカナダの大学の通信教育で取得。日本で初めてのファミリーライフエデュケーターとしてお仕事を開始。(2003年~)

子どもの頃に小学校の先生になりたかったことを突然思い出し、こんどは日本の大学の通信教育で教員免許を取得。オバちゃん新米教員として、「たんにんのせんせい」を経験中。(2008年~)









プロフィール リリコ
2013年08月21日 (水) | 編集 |
リリコ
さえるリリコ_convert_20130905101535
イラストレーター。

小さな仕事をこつこつと、四半世紀。
締切りは必ず守る小心者。

ティーン雑誌(Candy 講談社)のカットを描かせてもらったのをきっかけに、
「Checkmate」「HotDogPress」(講談社)
から本格的にイラストの仕事をスタート。(1987年〜)


最近では、女性週刊誌の生活ページ、PR誌、などでお仕事させていただいております。

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2013年08月21日 (水) | 編集 |
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はじまりのひ
2013年08月20日 (火) | 編集 |
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